「スタニスラフスキーシステムは日本に根付くか!?」

さて、先程の終演後、そのままスタニスラフスキーについてのシンポジウムが開かれました。

テーマは、


「スタニスラフスキーシステムは日本に根付くか!?」



今回の演出の守輪咲良と、演劇やスタニスラフスキーに精通した先生方がパネラーとなり、話は進行していきました。

そのいろんな先生方の経験談を多々聞かせていただいているうちに思ったことがありました。

日本は、国や文化として俳優(芸術家)という職業に対してのとらえ方自体が、ロシアやヨーロッパ、欧米などと全く違うということ。

そういった海外では、俳優教育は一個人として「自立」、「貢献」できる人になる意識を持てるようになることがしっかりと教育に取り込まれている。

他にも、ちゃんと相手を見たり聞いたり、アンサンブルをとったり、すぐに答えばかりを求めたりせずきちんと自ら考えられる人間になれる「教育」も多分に含まれているわけだ。

日本でよく出会う、「まぁ、タレントになれたらいいな・・・」みたいな意識ではすぐにやっていけなくなる。
そして、学生側もその厳しさをちゃんと理解しているだけにきっちり勉強もしている。

高い金額を取る割には、こういった意識が低い学校が多い(・・・と思う)日本とは、考え方も俳優(芸術)に対する意識もまるで違う。

実際、僕が通っていた演劇学校でも俳優教育に対するこういった意識をしっかり持った講師はいなかった。また、生徒にしても曖昧な意識の人が多かった。

しかし、日本でも今回のパネラーの講師陣のような、「俳優が一人の人間として何かに貢献できる存在」という意味で自立していくことをしっかり応援し育てていきたいという人たちがいることも事実。

今回の講師の一人が、「スタニスラフスキーを学ぶうんぬん以前に、まずコンビニ弁当を買うのをやめなさい」ということから教えなくちゃならない。といっていましたが、、、まさしく!具体的にはこういうことも教えの中に含まれるわけです。
俳優は舞台の上で「生きてる」わけだから、日常の実生活でもしっかりと「生きて」いなければならない。ということ。できあいのコンビニ弁当やファーストフードばかり食べてるようでは、生きることの「豊かさ」を学ぶ事は出来ないということ。

納得。



人口が増え、心理的、物理的な問題を抱えている人々が増え続けている世の中、こういった芸術全般の教育に対する価値が理解されて広まっていけば、いろんな意味で「豊か」になる人が増えていくんじゃないかと思う。

だから、今回のようなきちんとした活動を継続していけば、今後興味を持つ人もどんどん増えていくだろうし、国際基準といわれる演劇の勉強は根付いていくものだと思う。




というわけで、
今回のシンポジウムではいろんな感想を持った訳だが、勉強不足で、頭の中で自分の意見をまとめられず発言できなかったことが残念。悔やまれる。反省・・・

(あぁ~、今、この文章を書いていても自分の勉強不足でうまくまとめられないことがもどかしい・・・。これからももっと勉強し続けていかなければ・・・と心から思う今日この頃。)



何はともあれ、

今回のシンポジウムは第2回だったのだが、たっぷり2時間良い時間を過ごせた。

もっと時間があってもよかったなぁ、というのが正直な感想。

今後、質問や賛否いろんな議論がどんどん出るようなシンポジウムになっていけたら良いですね。





第3回以降のシンポジウム開催情報も、今後、シアターカイで告知していくようですよ!

こう、ご期待!









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